福岡飲食店フィッシング愛好会
更新日:2012年11月28日

第1回大会 概要

日時:2012年11月27日(火)
場所:福岡姪浜漁港〜博多湾内
題目:ボートシーバス
選手:全10店舗チーム、20名

1組  手島邸 (福岡市早良区昭代)
2組  酒陶築地 (福岡市中央区平尾)
3組  アシェット・ド・マコ (福岡市中央区白金)
4組  巧房 (福岡市中央区白金)
5組  とり田 (福岡市中央区薬院)
6組  クロマニヨン (福岡市中央区大手門)
7組  欧割烹清水 (福岡市中央区桜坂)
8組  ロータス (福岡市中央区平尾)
9組  燈(あかり) (福岡市中央区大名)
10組  山縣屋 (福岡市中央区清川)

大会レポート

ついに第1回大会当日がやってきた。
構想半日、準備1週間の突発開催ながら、全10店舗20名の選手の皆さんが一同に会するイベントに発展した。
3日前の予報は雨+強風。ダメだこりゃと開催を諦めかけていたら、前日になって天候回復の予報に大転換。
用意された横断幕に盛り上がる中、全員で記念撮影。楽しげな人、気合入りまくりの人、ただ寒そうな人、いろんな顔が入り混じりつつ、いよいよ大会スタート。いやぁーワクワクすっど!!

出航前に、大会神事を執り行なう。
大人の集まりなんだからガチンコで行こうよと、ダメモトで姪浜住吉神社の宮司・菊池さんにお願いしたところ、笑って快諾して下さった。大感謝である。

たくさん釣れるように豊漁祈願、無事に帰れるように航海安全祈願、そして集まって頂いた飲食店皆様の商売繁盛を祈願し、荘厳とした雰囲気のなか店舗代表者がうやうやしく玉串法典。
するとナント、北風が弱まってきたではないか。
奇跡!いや神様ありがとう!




店舗でクジ引きをして、それぞれの船に乗り込む。
船に乗るのが初めての選手も多く、しょっぱなからの非日常な体験におのずとテンションが上がる。

風に髪をなびかせるのはチーム酒陶築地のペア。
前日深酒する失態を犯して二日酔いでの御参加、
この笑顔はカラ元気とみた。

1番艇・ドナルド号(木村船団長)
2番艇・さつき号(谷井船長)
3番艇・飛翔号(甲田船長)
4番艇・スティングレイ号(松本船長)

今回は4隻の船で出航。1〜3番艇はプロのベテラン船長だが、4番艇の船長は未熟なアマチュア。そのハズレクジを引いたのがよりによって一番気合が入っているチーム手島邸。これはスタートからかなり不利か?

さあ、いよいよ大会スタート。
選手20名が一斉に竿を投げて、キャストー!

今回のお題目は「ボートシーバス」。
シーバスとは鱸(スズキ)のことで、ルアーで釣る魚で最も人気の高いターゲット。しかも秋のスズキは白身に脂が乗って、和食・洋食でもメインを張れる高級魚。選手の皆さんもヤル気の炎が燃え上がる。
ガンガン釣っちゃって下さい!



さっそくヒット!ナイスフィーーッシュ!
はやくもスタートダッシュをかけたのは2番艇・さつき号の選手6名。

「アシェット・ド・マコ」オーナー・岡部誠さん 「アシェット・ド・マコ」助っ人・山方義孝さん
チーム「アシェット・ド・マコ」オーナー・岡部誠さん。
料理人としてこれまでさばいたスズキは1000匹以上。
この大会のために髪型を変えて臨む気合の入り様。
チーム「アシェット・ド・マコ」助っ人・山方義孝さん。
清川にある老舗店「肉の山形屋」の若手オーナー。
肉のプロフェッショナルがガチの魚釣りにチャレンジ。

「クロマニヨン」オーナー・市村大輔さん 「クロマニヨン」オーナー・市村仁美さん
チーム「クロマニヨン」オーナー・市村大輔さん。
昨年秋に夫婦で釣りをはじめて今回も即参加。
"嫁にゃ負けん"と誓うが寒さで顔が負け気味か。
チーム「クロマニヨン」オーナー・市村仁美さん。
夫がシェフ、妻がソムリエールの仲良し名コンビ。
夜もテンション高いけど朝もこの笑顔。超元気。

「山縣屋」オーナー・山縣亮輔 「山縣屋」助っ人・副島雅士さん
チーム「山縣屋」オーナー・山縣亮輔さん。
普段寝る時間に釣りをやるなんてとボヤきつつ、
全身イタリアファッションに身を包んで気合十分。
チーム「山縣屋」助っ人・副島雅士さん。
今泉のセレクトブティック「ルミナリー」のオーナー。
"大物だけセレクトして釣るけんね"と目力が光る。


釣り経験が少ない選手が集まったフレッシュなグループながら、ドンドンと釣果をのばしていく。
シーバスフィッシングは「投げて、巻くだけ」という至ってシンプルに楽しめる釣りである。
しかもベテラン船長のサポートがあれば鬼に金棒。がんばってー!



4番艇・スティングレイ号もヒット連発!
1チーム貸し切りで乗り込んだ男性コンビは、普段から海に川に池にと釣りを楽しむベテラン達。
釣り歴2人あわせて60年の意地とプライドで、チンケな小船に乗ったハンディキャップを跳ね返せるか?

「手島邸」オーナー・奥津啓克さん
「手島邸」助っ人・徳永隆一郎さん
チーム「手島邸」オーナー・奥津啓克さん。
店の取材は断るが、釣りの誘いは絶対断らない男。
皆も認める優勝候補だが果たして結果はいかに?
チーム「手島邸」助っ人・徳永隆一郎さん。
"仕事より釣り優先"がモットーの若手企業社長。
早くも当たりルアーで爆釣中。個人優勝なるか?


3番艇・飛翔号のグループは、初心者と経験者が入り混じる不思議な集団。このアンバランスが功を奏して団結力バツグン。船長がみんなのテンションを上げつつドンドン釣果を伸ばしていく。優勝者店舗出るか?

「欧割烹清水」オーナー・清水美明さん
「欧割烹清水」スタッフ・上杉卓也さん
チーム「欧割烹清水」オーナー・清水美明さん。
大会前に新品の釣り道具を買って準備万全だが
"夜は強いけど朝は弱いです"とまさにこの表情。
チーム「欧割烹清水」スタッフ・上杉卓也さん。
実家が焼肉店、前職も焼肉店と、魚に縁が薄い男。
低血圧に悩むオーナーの横で至って元気ハツラツ。


「ロータス」オーナー・北島佳澄さ
「ロータス」助っ人・小林加瑞也さん
「燈(あかり)」スタッフ・和田悠太さん
チーム「ロータス」オーナー・北島佳澄さん。
熱血ピザ職人が初挑戦で臨む釣り大会。
"助っ人任せです"と他力本願で優勝を狙う。
チーム「ロータス」助っ人・小林加瑞也さん。
敏腕の時計バイヤーにして海釣りの達人。
注目のなかキスを釣り上げ周囲の度肝を抜く。
チーム「燈(あかり)」スタッフ・和田悠太さん。
若手だがバスフィッシング歴10年のツワモノ。
去年の70cmオーバーの自己更新なるか?


きたー!大物ゲット!!
チーム「燈(あかり)」助っ人・神薗海人さん、流石!
親からもらった"海人"の名に恥じることない
87cmのビッグサイズを見事に釣り上げた。

盛り上がる3番艇。カメラのフラッシュがきらめき、情報が他の船に次々と電話で伝えられる。
「87が出たバイ!」
「燈(あかり)さんの優勝で決まりやろ!」

騒然とする他の船の選手たち。
大会のテンションは一気にヒートアップする。




電話でもたらされた3番艇からの速報に沸き立ち、猛然と追撃をはかる1番艇・ドナルド号。
1チームが若干足を引っ張る中、残り2チームが息を弾ませて優勝を狙う。

チーム「巧房」オーナー・岡田茂樹さん
チーム「巧房」スタッフ・木本寿桓さん
チーム「巧房」オーナー・岡田茂樹さん。
釣りとカヤックを趣味に持つ海の男。肌黒すぎ。
大会前にもリハーサルで海に出て自信満々だ。
チーム「巧房」スタッフ・木本寿桓さん。
"釣れなかったら坊主頭"とオーナー通告されるも
気合で渾身の1本。目尻にうっすら涙が光る。


チーム「巧房」オーナー・岡田茂樹さん
チーム「巧房」スタッフ・木本寿桓さん
チーム「とり田」助っ人・永嶌里佳さん
チーム「酒陶築地」オーナー築地輝幸さん。
前日の酒が抜けない中、釣れたと思ったら
まさかのカタクチイワシ。酒のツマミかっ。
チーム「酒陶築地」ペアの東園真須美さん。
二日酔いで意欲失速、もはや竿先も見てない。
昨夜酒を振舞ったマコチームの作戦成功か。
チーム「とり田」助っ人・永嶌里佳さん。
ご夫婦での奥様参加だが、釣りは熟練の域。
店の看板を背負って見事な1本、いい笑顔。

「来ました!これヤバいかもです!!」

悲鳴を上げたのは、チーム「とり田」永嶌和彦さん。
うなるように竿がしなり、海面をかき乱す。
普段から時間を見つけては夫婦で釣りを楽しむ穏やかな夫が、苦悶の表情で突然のファイトに臨む。
木村船長、持っていた中型のタモ(魚をすくう網)を放り出し、ヒラマサ用の大型のタモを手にする。
どよめく船上。他の船たちも1番艇に船を寄せる。
4番艇から「釣り上げるな!」「バラせバラせ!」と
大人気ないヤジが浴びせられる中、
海面直下に巨大すぎる影が浮上してくる。

おおおーーーーーきたぁぁぁぁーーーーー!!!

見事に釣り上げたのは、95cmの超特大スズキ!!

シーバスのメッカ博多湾といえど、このサイズがヒットすることは極めて稀、まして無事に船上へ釣り上げられることなど滅多に無い。

強烈なファイトに幕を下ろし、汗を拭う永嶌さん。
「ずっと釣れなかったけどようやく釣れました。
技術じゃなくて、ただ運がよかっただけです」と謙遜するが、実は彼、この日の集合時間の直前にわざわざ船酔い止めの薬を買ってきて他のライバル選手達に配るなど、大会の無事を影で支える心配りを見せていた。この1本は、おそらく運ではないのだ。


周りの選手たちから温かい拍手が贈られる中、大会は正午ちょうどにタイムアップ。

皆さん、お疲れさまでした!




大会を無事に終えて、港から歩いてすぐのレストラン「La Suite(ラ・スイーテ)」へ移動。
みんなで美味しいイタリアンに舌鼓を打ちつつ会話が弾むが、盛り上がった疲れが出たのか、すでに睡魔との戦いに没頭する選手も続出。しかし賞品がテーブルに並べられるにつれ、期待と興奮が店に充満していく。


大会発起人の挨拶、船団長の挨拶があって、さぁ、いよいよ結果発表。

第1回大会 受賞結果


店舗の部 優勝  チーム「とり田」
選手 
永嶌和彦さん(最大95cm)
永嶌里佳さん(最大39cm) 合計 134cm
タマホーム賞  現金30000円
日本サンダイン賞  業務用エラストマーまな板
30000円特注オーダー権
合同酒精賞  マイィ シャンパーニュ・グランクリュ
FIFA船団賞  遊魚船ドナルド乗船1回無料権×2名


渾身の1本で見事巨大シーバスを釣り上げた和彦さんと、 それを傍で支えた里佳さんの釣り好き夫婦ペアが受賞。
今年の夏に薬院でオープンし、初めての年末繁忙期に備える
「博多水炊き とり田」に大いに勢いをもたらす優勝となった。
  店舗の部 優勝


店舗の部 準優勝  チーム「燈(あかり)」
選手 
和田悠太さん(最大38cm)
神薗海人さん(最大87cm) 合計 125cm
とどろき酒店賞  而今(じこん) 純米吟醸 愛山火入れ


釣りをこよなく愛する20代コンビが若さを生かして受賞。
こちらも今年オープンの「和風個室居酒屋 燈AKARI」 の看板を見事に背負ってみせ、堂々の結果を残した。
  店舗の部 準優勝




個人の部 優勝  徳永隆一郎さん(16匹)
新栄住宅賞  カミュ シャンベルタン・グランクリュ2005
ハイツセラー カベルネソーヴィニヨン2006
丸屋賞  百貨店商品券10000円
FIFA船団賞  遊魚船ドナルド乗船1回無料権


ダントツの釣果で個人優勝の栄冠に輝いた徳永さん。
賞品の特級ワインを「ボク、ワイン分かんないんで」と
チームパートナーにあっさりプレゼント。将来後悔するぞ。
  個人の部 優勝


個人の部 準優勝    岡部誠さん(7匹)
    奥津啓克さん(7匹)
サントリー賞  山崎シングルモルト12年


40歳同い年のお二人が、競い合うも同数を釣って同時受賞。
「このウイスキーは2人で仲良く飲みます」と言うがおそらく
どっちが多く飲んだかで後でモメること間違いなし。
  個人の部 準優勝

大会に快くご協賛下さった企業各社の皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
次回の第2回大会は来年2013年春頃、『鯛テンヤ釣り大会』を早くも構想中です。
参加選手の皆さん、ご協力下さった船長のお三方、事務局スタッフ皆さん、お疲れ様でした。
また来年を楽しみに!

≪レポート文責・松本≫


<大会後記>
 無事豊漁となったこの日の夜、釣れた魚はそれぞれの参加飲食店で「博多湾釣りたてスズキ」として調理され、多くのお客様方に美味しく提供されました。
 本大会の最大の特徴は、生産者(釣り人)・提供者(飲食店)・消費者(お客様)が、たった一日の間で、しかも目に見える形で繋がることです。これは、豊富な幸が溢れる海と、食の喜びが溢れる繁華街とが、ほんの目と鼻の先の距離にある福岡という街だからこそ実現できることなのです。
 この大会が、福岡の魚食推進ならびに水産の地産地消につながる活動となっていけることを切に願います。

 


更新日:2012年11月21日

会発足のお知らせ

以下の通り、本会を発足いたしましたのでご報告申し上げます。

名称 福岡飲食店フィッシング愛好会
発足日 2012年11月20日
入会規定 福岡県内で飲食業に携わり、店舗を代表して参加できる方
釣りを愛する方、釣りを愛する予定のある方
事務局 E-MAIL:watanabe@kenbundo.jp

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